TonevoAdventCalendar

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とんえぼデュエマ部の沿革と活動内容

※この記事はTonevo Advent Calendar 2021 15日目の記事です。

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 こんにちは、みかん (みかん🍊 (@KamiKami_Mikan) | Twitter) です。

 謎に包まれた組織、とんえぼデュエマ部 (以下デュエマ部) について紹介します。

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著者近影

 お題の「とんえぼデュエマ部の沿革と活動内容」ですが、知ってもらいたい内容としては現在の活動内容がメインですので、そちらを先に紹介して、沿革はおまけ程度に記載しようと思います。

 

お品書き

 

1.1  デュエマ部とは?

 その名の通り、東北大学音ゲーサークルとんえぼの中に突如として爆誕した、音ゲーとは全く関係のないデュエル・マスターズをする集まりのことです。

 2021/12/15 現在13名 (うちとんえぼOB3名) が所属しています。実は最近まで部員は7名で、うち2名がOB、3名が今年度に修了予定と普通に廃部寸前でしたが、後述する12/11の体験会でなぜか部員が6名増えた (!?) ので、ひとまず廃部は免れました。不思議なこともあるもんだ。(他人事)まぁ入部といってもデュエマ部のDiscordサーバーに入るだけですけどね。

 Discordサーバーではデュエマのリモート対戦から、デュエマ部会合の日程調整、何のカードが殿堂入りするとかしないとかの不毛な結論のない話まで様々な活動が行われています。

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僕の殿堂予想の様子 エンペラーキリコ解除以外の全てを外した

 対面での活動場所は仙台駅付近のカードショップです。通称オタクビルことイービーンズには、ホビーステーションとカードラボが入居しているため、基本はどちらかを使っています。最近はホビステが混んでいることが多いので、100円をお布施することでデュエルスペースを使えるカードラボに行きがちです。

 カードショップというと変なオタクが騒いでいてうるさい...みたいなイメージがあるかもしれませんが、実際そうなんですが、別に実害はないので大丈夫です。本当です。

 

1.2  デュエマ部の主な活動内容

 デュエル・マスターズをします。それはそう。

 ただ、ゴリゴリの現代環境デッキを使った真剣勝負になることは少ないです。正確には、現代の環境を触っているのが僕の他は仙台を離れているOBなため、やろうと思っても難しいのが現状です。

 そのかわり、デュエマ部では昔の環境を懐かしんで遊ぶ、いわゆるゲートボールが非常に盛んです。間違いなく、デュエマ部の大きな特徴の1つと言えます。これにはデュエマ部の部員であり、かつとんえぼの現代表である白石くん (白石 (@shiloishi) | Twitter) の貢献が非常に大きく、「小学校のとき公園のベンチでデュエマしてた」といった方でも懐かしんで遊んでもらえる環境が整っています。具体的には以下のような遊びかたが提供できます。

  • 戦国編 (2008-2009) 環境ドラフト 【白石くん所持】
  • 神化編 (2009-2010) 環境ドラフト【白石くん所持】
  • E2 (2012-2013) 環境ドラフト 【みかん所持】
  • その他、神化編やエピソード期で活躍した環境デッキ【白石くん所持】

ほとんど白石くんのデッキやんけ!!

 ここで、「ドラフトとはなんぞや??」と思われる方も多いと思いますし、一般的なドラフトとデュエマ部のドラフトでは細かいルールが異なるため、次節で簡単に説明したいと思います。めちゃめちゃ面白いので、ぜひ覚えていって帰ってください。

 

1.3 ドラフトとは?

 一言で言うと「カードを取り合ってデッキを作る」ルールです。ここでは、僕が持っているエピソード2 (以下E2) を例にとって遊びかたを話しますが、他の戦国編や神化編でも応用がきくのでそこは安心してください。

 E2ドラフトは、各文明 (火、水、自然、光、闇) が54枚、多色+無色が60枚の計330枚のカードプールからなります。E2期に環境で活躍していたカードが採用されています。一例として、多色+無色のカードプールをご覧ください。

 

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↑ E2ドラフトカードプール 多色+無色 ↑

 

 デュエマをやったことある人ならなんかワクワクしませんか?しますよね??カードリストを見てもらえば分かるように〈熱湯グレンニャー〉や〈超次元 ホワイトグリーン・ホール〉のように軽量の使いやすいカードから、〈偽りの王 ヴィルヘルム〉や〈「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」〉のような大型のフィニッシャーまで幅広いカードを用意しています。また、記事の最後には多色+無色以外のカードプールも載せておきますので、興味がある方は是非ご覧ください。

 さて、カードプールがなんとなく分かったところで、いよいよ遊びかたの説明です。なお、E2ドラフトは最低3人から最大8人までは遊ぶことができます。ここでは、4人で遊ぶと仮定して説明しましょう。

 

  1. 全330枚すべてをシャッフルして裏向きの束で並べる。
  2. じゃんけん等でカードを取る順番を決める。
  3. カードを適当に6枚選んで*1、表向きにする。
  4. さきほど決めた順番に従い、1枚ずつ欲しいカードを取る。このとき、自分が取ったカードは全員に見えるようにしておく。
  5. 選ばれなかった2枚は除外する。

 

 2で決めたカードを取る順番は順繰りにしていき、この手順を各自の持ちカードが50枚になるまで繰り返します。戦国編や神化編の場合はこの段階でデッキ枚数が40枚になるように調整して準備完了です。お疲れ様でした。

 E2ドラフトの場合は超次元ゾーンという外部ゾーンがあって、そちらも先ほどと同じように、持ちカードが規定の8枚になるまでドラフトをします。このドラフトの結果によってはメインデッキの採用カードが変わる可能性があります。そのため、超次元ゾーンのドラフトが終了したあとにメインデッキを50→40枚に厳選したら、E2ドラフトも準備完了です。

 あとは人数や遊べる時間に応じてトーナメントにしたり、総当たり戦にして遊びましょう。先週もこのルールで遊びましたが、2ターン目に〈ラッキー・ダーツ〉から〈ロスト・ソウル〉が炸裂するなど和気あいあいとした雰囲気で、皆さん非常に楽しめたようでした。

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デュエル・マスターズ最高!!

 

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21/12/11 優勝デッキ ダーツホーガン by 白石くん

 ドラフトの魅力はなんといっても、そのとっつきやすさです。所持カードが0枚でも遊べますし、使うカードの時代が統一されているためカードパワーが拮抗しており、自然と白熱した戦いになります。デュエマは20年の歴史を持つため、どうしても最近のカードはルールも難しく、処理も複雑な部分がありますが、昔のカードを使って戦うドラフトでは、比較的シンプルなルールで遊ぶことができるのも良い点です。

 また、とっつきやすいだけでなく奥深い点も見逃せません。ドラフトで手に入れられるカードにはランダム性があるため、運ゲーなんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、実際には違います。うっかりしていると文明のバランスが崩れて色事故を起こしたり、デッキが重すぎて最初の5ターンくらい何も動けない...ということも起こりえます。デッキを組んでからのプレイングはもちろんのこと、組む前の構築力も試されるという点で、デュエマの総合力 (??) が試されると言えるでしょう。

 とはいえ、5マナの〈ホーガン・ブラスター〉から10マナの〈勝利宣言 鬼丸「覇」〉が飛び出してゲームがメチャクチャになるマジで運ゲーな瞬間もたくさんあります。時間をかけてデッキを作る分、そんな神の気まぐれで運命が変わるのは理不尽な部分であり、最高に面白い部分でもあります。苦労して作ったドミノほど倒すのが楽しい、的な?

 ここまで読んでドラフトに興味を持ってくれた方の中には、「でもどんなカードが強いの?」、「どんなデッキが当時流行っていたの?」と思われる方がいるかと思います。デュエマ部に入ってもらえれば、Discordの「ヒストリー」チャンネルで今までの優勝デッキを記録しています。また、以下の記事を読んだり、プレイリストを観るとなんとなく当時がどんな環境だったか分かるかと思いますので、参考にしてみてください。僕もドラフトのカードプールを作るにあたり、これらを参考にしました。

 

デュエマ 環境解説 - YouTube

あの頃のデュエマ デッキリスト|丁寧|note

エピソード2環境 - デュエル・マスターズ Wiki ミラー

 

1.4 最近の活動 (主に12/11のデュエマ部体験会について)

 1.1でデュエマ部が廃部寸前だったという旨を述べましたが、僕としても何か行動を起こさなきゃな~~とは思っていました。昔に比べるとYouTuberが盛んにデュエマの動画をアップロードしていて、ガチデッキからネタデッキまですぐに知ることができます。

 しかし情報を集めるのが容易な反面、デュエマを始めようと思ったときの課題が大きく2つあると感じています。1つはルールの複雑さ*2で、もう1つは環境カードの高額化*3です。詳しい説明は割愛しますが、ともかくそういった課題がある中で、「できるだけ安価に」、「分かりやすく」現代デュエマを楽しんでもらいたい...という思いで企画したのがデュエマ部体験会でした。

 デュエマに興味がある人に来てもらって、ただ手持ちのデッキを貸すことでも体験会はできるのですが、結局ルールが複雑だったり、借りたデッキが値段的に手が届かないものであっては先が続かないと考えました。

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        1枚でダイパリメイクが買える値段の方々

 

 そこで体験会を開くにあたり、デッキを新しく6個作りました。もちろん、テーマは「できるだけ安価」、「分かりやすい」の2点です。作ったデッキはこんな感じ。最後にすべてのデッキリストも載せておきます。

  • 火単速攻
  • 火、光レクスターズ
  • 火、闇モモキングダムX
  • 水、光ヘブンズ・ゲート
  • 火、水、闇ボルメテウスコントロール
  • 闇抜きディスペクター

 

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 「スター進化」や「EXライフ」など今年登場した強力なギミックを中心に、ビートからコントロールまで多様なデッキを揃えました。デッキリストも最後に載せておきますが、なかなか完成度の高いデッキになったと思います。

 さて、デッキは作り終わったので、あとは人を募って遊んでもらうだけです。ここで参加者0人だといろいろ破綻しますが、デュエマ部の存続をかけたその結果は......??

 

 

 

 

 

 

4人も来てくれました~~~!!

 

 

 

 

 はい。というわけで卓上調味料を全部倒さずに済みました。来てくれたみんな、ありがとう。来たかったけど予定が合わず来れなかった方も観測した限り3人いたようでした。またの機会にやりましょう。

 いろいろ反省点もありましたが、体験会は全体的には大成功でした。体験生の皆さんの飲み込みの良さもあってのことですが、デッキコンセプトはすぐに理解してくれたように感じました。ヘブンズ・ゲート側がいくらブロッカーを展開してもモモキングダムの全体パワー-99999で消滅したりとデッキ相性は存在したようですが、どのデッキも強すぎず弱すぎず、健全な戦いができたのではないでしょうか。

 なんと、体験会に来てくれた宮蛍くんが感想をNoteの記事にしてくれました。当日の詳しい様子や、どう感じたかなどまとめてくれています。こちらも合わせてご覧ください。

 

リアルに10年ぶりにデュエマ触ってきた(12/11)|宮蛍(外間壮)|note

 

 今回使ったデッキも新カードが出るたびアップデートしていきますし、今後はさらにデッキを増やしていく予定です。体験会はまた開くので、とんえぼ所属の方はぜひお越しください!!まったくルールを知らない人でも丁寧に教えます。

 

2.1 デュエマ部の歴史(おまけ)

めっちゃ昔

 KamiKami_Mikanがデュエマを始める。時期は不死鳥編の終わりくらいだったかな?スリーブもつけずレジャーシートの上で遊び、デッキは輪ゴムでまとめていた。カードが砂でジャリジャリになる。当時の切り札は映画館でもらった神滅竜騎ガルザーク。

 

わりと昔

 KamiKami_Mikan、デュエマを引退する。一瞬だけバトルスピリッツをやっていたが、大天使ミカファールが強すぎてそちらも無事引退。

 

2019年2月2日

 デュエル・マスターズから離れて10年余、デュエマ部自称部長の御縁くん (🌱御縁🌱 (@beatmaniaIIDX28) | Twitter) と深夜にノリでデュエマのパックを買う。

 KamiKami_Mikan「俺これでなんか当たったらデュエマ復帰するわwww」

 

 

結果......

 

 

 

 ということで復帰しました。普通にドキンダムXとか知らんかったし、パワーは99999だし、なんなら両面印刷だし*4でマジでびっくりしました。

 

2019年2月17日

 デュエマにハマりはじめる。ブックオフの1枚30円で買えるストレージコーナーに足繁く寄った。当時のデュエマ部環境では鬼切丸がTier 1だった。3マナ4000スピードアタッカーは強すぎた。

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当時のあまりに牧歌的な環境 (2019/2/17)

 

2019年のどこか

急にデ・スザークデッキが流行して環境が破壊される。鬼切丸ビートダウンはクソザコと化した。

 

今に至る......

 

Appendix

E2ドラフトカードプール(多色+無色以外)

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体験会で貸し出したデッキ(赤白以外)

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*1:人数+2枚が体感ちょうどよいです

*2:環境デッキの中には裁定を悪用したものもあるためお世辞にも分かりやすいとは言えない

*3:環境デッキを1から組もうと思ったら2万はかかる

*4:サイキック・クリーチャーを知らなかった