記事の概要
皆さんはpop'n musicというゲームをご存知でしょうか?1998年9月28日に稼働開始し、現在でもサービスが提供されている歴史のある音楽ゲームです。そんなポップンミュージックですが、今年(2024年)の9月に新バージョンである「Jam&Fizz」が稼働しました。
pop'n musicではとあるバージョンを境にサブタイトルが追加されるようになり、そのタイトル名がそのバージョンのコンセプトになるなど重要な役目を果たしています。
そこで、この記事では過去作を振り返りつつ、次回作のタイトルを予想してみようと思います!!!
pop'n musicの歴代作品を振り返る
まず始めにpop'n musicの歴代作品を振り返っていこうと思います。(アニメロやディズニー関連、ポップンステージなどは今回省略させていただきます...)
・初代~5
ポップンの黎明期にあたる重要な作品です。いわゆる「なんちゃって」感のある曲が収録されたりと、ポップンの方向性はこの時点でおおよそ決まっていたと思います。ヘビーメタルはこの時代に誕生しました。
ちなみにこの時代は"串レーン"なのでポップ君が串刺しみたいな見た目で降ってきます。痛そう。
・6
このあたりでHi-speedやrandomオプションが追加されたりHYPER、EX譜面がより一般的になるなど音楽ゲームの"ゲーム"の側面がより充実するようになりました。また、テーマ性もこの時代から意識され始めました。この作品では数字の6にちなんで「ロック」がテーマになっています。
pop'n 6 はシステム刷新などの関係もあったせいか、超過酷な開発環境となっていたようです*1
・7
テーマは「レインボー」です。7という数字と縁のある虹をテーマにしたと思われます。(日本では虹は7色という考えが一般的)*2
キャラクターの名前を公募で決めたり、LIVEを開催するなどプレイヤーとスタッフの距離が縮まった作品でもあります。
ナナ好き🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️
・8
「TV」「蜜蜂」の2つがpop'n 8 のテーマになっています。まさかの3作連続で数字語呂合わせのテーマになりました。予想外すぎる。DDRやIIDXの楽曲が移植され、より多くのプレイヤーが楽しめるようになりました。
実は裏テーマとして「みんな仲良く」があります。pop'n 7の時点でwacさんの頭の中にこのアイデアがあったようです。*3(pop'n 8のQ&Aでも言及されています)
・9
3作連続で数字にちなんだテーマが採用されていましたが...果たして......
今作のテーマは「カフェ」です!やっと数字の呪縛から解放されました。よかった~
LONG楽曲の登場、過去作品楽曲の収録、e-AMUSEMENT対応、CS 9の発売時には第1回ポップンカフェを開催するなど、スタッフの比類なき努力によって超ゴージャスな作品に仕上がっています。(pop'n 6以上に激務だったそうです...)
解禁イベントとして「戦え!ギャンブラーZ」が開催されました。テーマの「カフェ」とは何の関係性もありません。(???????)
・10
記念すべき10作目のテーマは「星と魔法」です!システムボイスやBGMが今までの雰囲気とは違うものになり、より多くの人に馴染みやすいポップンに変化しました。
解禁イベントは「お星さまにお願い!」で、この作品からテーマにあった解禁イベントが行われるようになりました。
・11
「トラベル」これが今作のテーマです。テーマに沿って解禁イベントは世界中を旅行するものになっています。ただ単に世界中を巡るだけではなく、最終的には宇宙にまで飛び出しました。CS版ではタイムトラベルをしたりと、ユーザーの予想を上回る要素を取り入れています。
・いろは(12)
pop'n 12からサブタイトルが付くようになりました。サブタイトルが付くようになった理由は不明です。(兄弟作品のiidxでは12作目のREDからサブタイトルが付いていたらしい)
いろはから想像されるように、「和」がテーマです。解禁イベントの内容は「和」を意識して四季をイメージしたものが多く登場しました。
ちなみに、pop'n のインフレの原点はこの作品にあるといっても過言ではありません。なぜなら...
辛ゲージ
が生み出されてしまった為です。
簡単に解説すると、1537ノーツ以上の譜面はゲージ増加に必要な判定数が通常*4の2倍となりクリア難易度が急激に上がります。(iidxのEXゲージとハードゲージの中間くらいがデフォルトになる感じです)
・カーニバル(13)
カーニバルのような賑やかさを取り入れて「お祭り」「トランプ」「ゲーム音楽」がテーマになりました。解禁イベントは「わくわくポップンランド」と「わくわくポップンワールド」の2つで、どちらもアトラクションを作成するのが中心です。
ミミとニャミによる遊園地経営ハートフルストーリーです。(違います)
・FEVER!!(14)
今作のテーマは「ディスコ」「ダンス」です。(FEVER繋がり?)
テーマにちなんで「フィーバーロボ」を完成させるのが今回の解禁イベントです。なんだかんだで、今でも高難易度譜面として名を馳せている「プログレッシブバロック」(通称:プロバロ)がボス曲になりました。
この作品から「ボス曲」を明確に意識した解禁イベントが行われるようになっています。(popperz chronicleは14以降の曲が採用されています。)
また、店舗解禁はこの作品が最後になります。
・ADVENTURE(15)
そのタイトル通り、「冒険」がテーマです。ミミとニャミが風、水、土、火、光、闇の世界を冒険します。最終的に無の世界を訪れ、そこで手にするのが今作のボス曲「ニエンテ/neu」です。
・PARTY♪(16)
pop'n music稼働開始から10年をお祝いする作品です!
解禁イベントは過去作品を振り返る...という感じではなく「パーティー」に合わせて様々な楽曲が登場しました。他作品に比べ移植曲が多くなっています。(一部は次回作で削除されてしまいますが....)
ボス曲はトイコンですが最終解禁楽曲はアフターパーティーです。専用ムービーが泣けるので是非.....
・THE MOVIE(17)
「映画」が今作のテーマです。ミミとニャミによる映画館経営です。解禁イベントは第一回ポップン映画祭です。映画といえば多種多様なジャンルですよね。
超人気映画ジャンルの「海底アドベンチャー」枠で「ディープシーロマン/The Aim of Nautilus」が登場しました。
ボス曲は普通ゲージ最強曲でおなじみ「サイレント/音楽」です。
・せんごく列伝(18)
そのままです。テーマは「戦国列伝」です。日本の戦国時代です。
なおボス曲は縄文時代以前をコンセプトにした「ふること」です。(なんで????)
他作品のボスに比べると少し弱いです。が、peaceでUPPER譜面がもらえました。おめでとう。
・TUNE STREET(19)
この作品から新筐体(15年前)が稼働し始めます。
「音楽があふれる街」がテーマで、色々な建造物を作成し街を盛り上げていきます。最終的にバベルの塔を建設し始めました...あっ...
最終的に塔は完成しましたが、ポップンワールドの住人が飛ばされることはありませんでした。よかった~。
BabeL三部作として「スパイラルステアーズ」(神曲神譜面、オンゲキに続編にあたる楽曲あり*5*6)「スケールアウト」(今作ボス曲)「トワイライトチャイム」(HELL 19ラスボス)が誕生しました。
・fantasia (20)
「ファンタジー」がテーマで、RPGのような世界観のポップンになっています。ナンバリングの付く作品はこれが最後になります。また、43段階レベル表記(通称:旧表記)もこの作品以降登場しません。
さらにオフライン稼働できる最後の筐体です。
解禁は、各自で調べてください。
・Sunny Park(21)
(この作品以降ナンバリングはありませんが、分かりづらいので引き続き作品ナンバーは記載します。)
「陽の当たる公園」がテーマで、解禁イベントは「動物園」が舞台です。
ケモナーのみんな、集まれ!!!!
次回作以降の方針より、いわゆるポップン風の絵柄はここで一度区切りを迎えます。
・ラピストリア(22)
システム面の大幅なアップデート、ジャンル名の廃止、新たな絵柄(通称:ラピス絵)が標準仕様になるなど、ポップンの歴史を大きく変えた作品になります。
テーマはLapisにちなんで「宝石」です。
解禁イベントは...頑張ってまとめようとすると恐らく、それ単体で記事が書けてしまうので抄訳だけ書きます。2つの世界線があって、色々なトラブルを解決してポップンワールドを平和にしようっていう話です。学園モノ要素があって良いですね。
音ゲーで学生時代を過ごしたみんな!!ラピストリアでもう一度青春を謳歌しない
か!?!?
😊
🙂
🥲
😭「おーん泣(自分から焼却炉に入る)*7」
ラスボスは「L-an!ma」です。
・éclale(23)
肝心のテーマですが、正直に言うとよく分かりません...解禁イベントが星に関するものだったので、挙げるとすれば「星」がテーマではないかと思います。(この辺怪しくてすみません...)
ボス曲は大人の事情により遅刻したので不在です。悲しい...........
・うさぎと猫と少年の夢(24)
テーマは「スチームパンク」で、コンセプトは「女の子が遊びたくなるポップン」です!(散々こすられたネタなので敢えて触れません)
この作品からロングポップ君が新たなノーツとして追加されました。解禁イベント「ナビフェス」「ナビ旅」で登場したナビ君は今後の作品でもチュートリアル役を務めたりと某ポケモンでいうロトム的な立ち位置になりました。
・peace(25)
pop'n music の20周年をお祝いする作品であり、その一方でpop'n music最後の作品になる可能性があった作品でもあります。
テーマは「原点回帰」、解禁イベントでは今までの作品を振り返る感動的なものです。原点回帰ということで、ラピス絵からpeace絵(sunny park以前の絵柄を現代風にしたイメージ)に変化しました。
この作品が最後になるかもしれなかった所以として、サブタイトルの候補に『ありがとう』『CLIMAX』があったことや、スタッフロールの最後の単語が『peace.』で締められていたことが挙げられます。
・解明リドルズ(26)
多くのユーザーの情熱により次回作が誕生しました!
テーマは「和風」×「推理」です。ミミとニャミが探偵社を運営します。色々あってTOWERが依頼人になったりました。なんで????
・UniLab(27)
探偵社の次は研究所です。
キメラが爆誕したような気がしますが研究所的に問題はないのだろうか...
・Jam&Fizz(28)
今作のテーマになっている「アメリカンダイナー」、実はうさ猫あたりで候補に挙がっていたそうです。
ありえないサイズのバーガーを毎週提供することで利益を得ています。(大嘘)
実際に予想してみた
ここまでポップンミュージックの歴史を振り返ってきましたが、一つ言えることがあります。
タイトルの予想無理だろ!!!
6~8のように語呂合わせでもないし...各作品ごとに繋がりがあるわけでもないし...
しかしながら近年の作品ではヒントとなる要素が少しだけ存在しています。それは...
カードコネクト
です!!!
peace中に出たカードコネクトvol.3には「大正ロマンに恋の華♪」があり、これは解明リドルズの登場を示唆していたのではないかと思われます。(このカード自体はこれよりも前に存在しています)
解明リドルズ中に出たカードコネクトvol.9には「おまかせ!ミミニャミ研究室」があります。ド直球すぎる。
UniLab中に出たカードコネクトvol.14には「WANTED!ウエスタンBoys&Girls」が。リドルズ程ではありませんがJam&Fizzの内容を表していると思います。
つまり、今後の作品のタイトルはカードコネクトから予想するのが良いと考えられます。
と思ったら上のカード、全部作品の末期の弾で終わった...まだJam&Fizz始まったばかりでカドコネ一弾しか出てないよ......無理やん...
仕方がないのでvol.15のカードから予想します(涙)
これまで次回作を意識したカードは基本的に新規で描き下ろされたものでした。vol.15の新規カードは以下の5つになります。
この中で次回作の候補になる可能性があるのは2~5枚目のどれかだと考えられます(1枚目はジャムフィズ稼働記念のようなカードなので)
また5枚目のカードは夏をテーマにしたカードで、作品を通して一つの季節一本だけいくとは考えられないので除外します。
残った3枚のカードですが、これまで次回作のキーとなったカードは全て1枚完結型のカードのみであったことから、2,3枚目も除外します。
最終的に残ったカード、「1番は誰だ!?P-1 GRAND PRIX」が次回作のテーマになる可能性が現状最も高いです。(ガバガバ考察)
恐らくバトル(?)について描かれているので、次回作のタイトルは.......
pop'n music ケツバトラー
です。
ケツ論
pop'n musicの次回作は予想は、2026年の春ごろに出るカードコネクトを基に予想するのが良いと考えられます。以上です。
答え合わせは多分2年後です。当たってるといいな!
執筆者のTwitter→
https://web.archive.org/web/20160628171209/http://www.konami.jp/bemani/popn/music6/staffs.html
*2:
https://www.uhe.ac.jp/info/psy/190601000958.html
https://web.archive.org/web/20150108090051/http://www.konami.jp/bemani/popn/music7/peace/staff2.html
*4:1025~1536ノーツの場合のゲージ
*5:
https://youtu.be/gy6rKjkAtoo?feature=shared
*6:
https://info-ongeki.sega.jp/6563/#no7
*7: