【理論と検証】ウミユリのウミユリ配置は攻略できるのか?【maimai】
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この記事はTonevo Advent Calendar 14日目の2記事目です!
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tonevoadventcalendar.hatenablog.com
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はじめに
アドカレ14日目#2担当のふぃーねです!
お忙しい方のために目次を用意しました~
興味ないよ!って部分はサクッと飛ばしてくださいね
理論編と検証編の2部構成でお届けします!
自己紹介
ふぃーね(X ID:@finet_Nico)
https://twitter.com/finet_Nico
メイン機種はMicrosoft Office3機種
Discordではよく『PowerPointをプレイ中』、一部ではパワポ芸人と呼ばれてます。
サブ機種はゲキチュウマイの3機種、面白い譜面を見つけた方はぜひご一報ください。
maimaiはウミユリ譜面が大好き、maimaiらしい動きができるのが大好きだったりします。
注意事項
思ったよりガチガチに考察してみたって感じの記事です。
実験レポートの書きすぎで堅めに書くクセが付いちゃいました。許してください...!
この記事の内容は一個人の分析、解釈にすぎません。
間違っている部分もあるかもしれませんが、どうぞあたたかい目で見てください。
手と頭を使わせる記事ですので甘いものを用意しておきましょう。
さらに!イベント会場で行われる「maimai ORANGE先行体験会」(要事前申込、抽選)でご体験いただけるゲーム画面のTAPアイコンが、限定でパインアメ仕様に!! pic.twitter.com/8muv8tkKpZ@pain_ame たん…懐深い…。・゚・(ノД`)・゚・。
— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) 2014年8月20日
YouTubeリンクには基本的に秒数指定を埋め込んでいます。動画をタップするだけで目的の場所が再生されると思います。
理論編
理論より感覚でつかんだ方が納得できます。(小声)
以下のポイントを掴んだ後は実際のプレイ動画(人の動き)を見たり、何度も粘り強く(ウミユリかどうかを問わず)プレーするのがおすすめです。
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・ウミユリのタップタイミング
→「表拍は片手、裏拍は両手」
・各手の動き
→「片手でタップ+片手はスライド→両手でタップ」
・全身の動き
→「スライドの軌道に沿って重心移動」
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全身の動きは慣れたら徐々に小さくしてもいいかもしれません。
適当にいろいろ曲触ってたら、なぜか出来るようになってたって経験もよく聞きますのでどうぞ焦らずに...
ちなみにウミユリのズル運指みたいなのは非推奨です。
ズル運指をする理由が「センサーやスライドの仕様を理解した上でのお楽しみ」なら大歓迎ですが、「ウミユリだけ倒したい」なら個人的にはオススメしません。
(もちろんプレースタイルは人それぞれ、オススメしないだけであって否定はしません。)
正攻法で取れると楽しいよ、一緒に沼にハマらないかい?
ウミユリ配置ってなんなのさ?
ご存じのかたもいらっしゃると思いますが一応...
サビの配置(動画では70秒~くらい)がまさに革命、maimaiだからこそできる譜面で取れると脳汁がドバドバ出ます。
ウミユリ配置を左右で見てみる
何が起こっているのか、分析してみます。
上図は筐体での表示を右手(R)・左手(L)に分けて表示したものです。
(4/4拍子1小節分、中央のラインは2拍)
赤いノーツは片手のみのタップノーツ、黄色いノーツは両手同時のイーチノーツ、青いノーツはスライドをなぞるタイミングを示します。
...この図、正直分かりにくいっ!!!
ウミユリ配置のスライドを見てみる
スライドにはざっくりと以下の仕様があります。
センサーについて語り始めると長くなるので役立つけど割愛します...
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・星ノーツの1拍後に動き始める
→この場合、「単ノーツ」ではなく「次のイーチノーツ」のタイミングで動き始める。(星ノーツ~単ノーツの間隔は半拍)
・スライドのタイミング判定は終点
→途中のなぞるスピードは判定に影響しない。速くなぞっても遅くなぞっても、一番先っぽを消したタイミングが合っていればOK
・星ノーツとスライドの判定は独立する
→星ノーツでミスしてもスライドは1拍後に流れ始める。始点タップでミスしても、それとは別にスライドはちゃんと捌く必要がある。逆に言えば、タップを外したからといってスライドまであきらめる必要はない。
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ウミユリ配置のスライドはほとんど「星が動き始めてからだいたい半拍」が終点タイミングです。
少し具体的に言えば、「星ノーツを叩く」→「1拍後のイーチノーツで星が動き出す」→「半拍後の単ノーツと同時に終点」となります。つまり、以下の図の通りに読み替えることができます。
半拍ごとの動きを表した図です。右手は赤色、左手は青色です。
さっきの図より直感的で分かりやすい!(個人の感想)
文字で分からなかった方も、とりあえず図の通りに手を動かしてみてください。
スライドし始めるタイミングは星が動き出した後ならいつでも大丈夫ですが、次の単ノーツを叩くと同時にスライドが消えるように動かしてください。
「スライドは星ではなく丸から発射される」ことに注目。慣れないうちは星から出るものと思いがちな節もありますが、星の1拍後にやってくるイーチの丸ノーツ側が発射場所です。間違って星側をスライドすると大変なことになります。
要するに、図のような感じです。
個人的な感覚としては、「イーチノーツを叩いた後に単ノーツを叩くために片手が動く」ので、それと一緒にもう片方の手でスライドをなぞる感じが一番しっくりきます。
改めてウミユリ配置を考える
ちょっと情報が多くて見にくいのでまずはタップタイミングだけ確認してみましょう。
スライドを考えずにタップだけを表示してみたものになります。
表拍では片手の単ノーツ、裏拍では両手のイーチノーツを捌くことになります。
では、これにスライドを入れるとどうなるか?
正攻法で叩くなら「ノーツを叩くとき、空いている手でスライドを取る」となります。
さて、ここで筐体表示を再掲。
片手でタップ+もう片手でスライド処理→両手でイーチを取りに行くを繰り返す形になっています。
ウミユリ配置はひたすら「イーチ」→「タップ+スライド」を片手ごとに役割を変えながら繰り返す運手になります。
ウミユリ配置の入り方
ここまでウミユリ配置は「イーチ」→「タップ+スライド」を片手づつ役割を変えながら繰り返す配置ということを確認してきました。
ただ、これはあくまでウミユリの最中の取り方。どうやってウミユリ配置に入るのか分からなきゃ全部崩れちゃいます。
まずは結論をば。
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1拍目表:右手タップ
1拍目裏:両手タップ
2拍目表:左手タップ
2拍目裏:両手タップ
(拍間:右手は次の赤ノーツ位置に構え)
3拍目表:左手スライド+右手タップ
3拍目裏:両手タップ
(拍間:左手は次の赤ノーツ位置に構え)
4拍目表:右手スライド+左手タップ
4拍目裏:両手タップ
(拍間:右手は次の赤ノーツ位置に構え)
以下3・4拍目を繰り返す
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図ではタップタイミングはそのまま、スライドタイミングは星の1拍後というのが分かると思います。
文字じゃ分かりにくいので1~4拍目の手の動きを上に示します。
~筐体のようす~
1拍目裏のイーチノーツを叩くときにスライドの予告ラインが出てくるので把握します。
2拍目裏のイーチノーツを叩くときにもスライドの予告ラインが出てくるので覚えます。
このとき、1つ前のスライドが動き始めます。
3拍目表、右手でタップすると同時にさっき動き始めたスライドが終点につきます。
3拍目裏のイーチノーツを叩くときにもスライドの予告ラインが出てくるので覚えます。
このとき、1つ前のスライドが動き始めます。
4拍目表、左手でタップすると同時にさっき動き始めたスライドが終点につきます。
よくあるパターンが、1拍目裏のイーチを取ったと同時にスライドを消しちゃうやつ。星から出てるスライドの発射は1拍後なのであえて次のスライドが見えるまで待ってみましょう。
結局、何が言いたいのかよく分からない...と思うので、まずは「スライドは自分が思ってた分+1拍待て」の意識でやってみるとうまく通ったり。
ウミユリ配置の細かなコツ(?)
ここまで、ウミユリの入り方~捌き方の一連の流れを扱ってきました。
ここでは捌く上でのちょっとした個人的なコツをいくつか挙げます。
が、参考になるかは分からないのでゲームセンターに行った方がいいかもしれません...
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・全身を動かしてみる
スライドを取るとき、スライドと同じように重心移動すると取りやすく感じます。譜面動画を見てスライドの星に合わせて体を動かして感覚的につかむと、個人的には結構やりやすい。あまりにもオーバーに動かすと後ろから「???」って目が飛んでくるのでほどほどに...(n敗)
でも、動かすとたのしいよね
・ボタンを左右分業しない
1~4番を右手、5~8番を左手...と考えると絡まります。スライドを取り始めるとき、通常のスライド表示タイミングにしていれば次のスライドも表示されていることと思います。ボタンの絶対的な位置ではなく、次のスライドとの相対的な位置で取る手を考えるのがおススメです。スライドを見て頭の処理が追いつかない場合、洗濯機にお布施をするといいことがあるかもしれません。
また、後述の通りこのウミユリはゲシュタルト崩壊しやすいキレイな構造なので見方に注意が必要かもしれません。
・イーチの「丸いノーツ」が「動くほう」という意識
ウミユリ配置はイーチを叩いた後丸いノーツ側はそのままスライドに移行します。「スライドは星から出るもの」と思いがちですが、この配置の場合はスライドの始点が次々に変わるためスライドが動き始める際に叩くノーツは丸いノーツです。
丸いノーツを叩くと同時にスライドが始動しているのが読み取れると思います。
蛇足ですが、イーチの星側がスライド発射場所になるのは「スライドの発射位置が変わらない」場合です。
例えばサンバランド[ST]のラスサビ後半ではイーチノーツとそれから発射するスライドが飛んできますが、スライドの発射位置が変わらないので星側がそのままスライドに移行します。
一方でラスサビ前半はウミユリ同様発射位置が変わるので丸側がスライドに移行します。大好き。不思議の国のクリスマスとかね。
・慣れる
元も子もないのですが、やっぱり慣れの影響はあります。正直、理論のことは全然考えずに譜面をみて直感的に取っているところが大きいです。
初めてウミユリがまともにできたときも、ウミユリの開始タイミングだけ理論で少しだけ修正をかけて、あとは感覚でって感じでした。
ウミユリ海底譚におけるウミユリ配置の特異性
ウミユリ配置の中でも「ウミユリ海底譚だけできない」ってかたをたまに見かけます。逆のパターンも然り。
いろいろ譜面を漁ってみると、ウミユリのウミユリは結構特異な配置だと感じたのでいくつかポイントを挙げてみます。
・半拍ズレてる
実は、ウミユリのウミユリは非ウミユリのウミユリより半拍ズレてます。
...ん?
まずはこちらをどうぞ。
(動画が再生できない場合、「YouTubeで見る」で開いてください)
|『【maimai でらっくす】ウミユリ配置 まとめ Lv12~13編』
ほとんどの曲が「表拍でイーチ、裏拍で単ノーツ+スライド終点」ですね。
ではウミユリのウミユリ配置をどうぞ。
なんとこれ、「表拍で単ノーツ+スライド終点、裏拍でイーチ」ですね。
ウミユリ海底譚はBPM240なので全部表拍ですが。
ウミユリ海底譚だけ表拍と裏拍が逆のウミユリになっています。なので他の大多数のウミユリ配置ができるのに...というかたは真逆の拍で叩いている可能性があります。
・ゲシュタルト崩壊しやすい
他のウミユリはスライドの場所がどんどん変わりますが、このウミユリは1ユニット内では基本的に変わりません。すると、今処理した場所にまたスライドが。あれ?いま処理したはずなのに...と混乱することも。
と、言ったのもつかの間、
???????
唐突に右手が真逆に行きましたね...
リズムは変わらないので練習あるのみ(?)
・画面のフチをなぞらせるスライド
しかも、長ーーーーーーーーーーーーい。
このままなぞり切るのも大変なのに、なんと斜めになったりします。
ムズかしくない?
おすすめの練習曲
・妄想感傷代償連盟[Re:MAS]
ウミユリ(後半)に似て画面のフチに沿うような配置。何度も同じ位置にイーチが来るほか、スライドの長さが本家より短いのでタイミングの練習に適しているように感じます。ただし、ゲシュタルト崩壊にご注意。
BPMも遅く、1拍待ちの意識が強く要求される良い練習譜面です。
・夜に駆ける[Re:MAS]
ラスサビに入ってすぐにウミユリ配置。ウミユリ以外にも「スライド待ちの間に叩かせる→イーチの丸側で発射」という配置があるので練習になります。
・フィクサー[MAS]
よりバラけたウミユリを練習したい方におすすめです。位置がつかみにくいときはスライドに沿って体を動かすのもいいかもしれません。
・Falling[MAS]
BPM遅めでゆったりとしたウミユリです。ウミユリ以外のリズムが少し難しいですが、曲の良さが引き立ついい譜面です。
不思議と視界が潤むので難易度が上がります。
・不思議の国のクリスマス[MAS]
神。
アッ、アッッ......
大好き。本当に大好き。
クリスマスまでゲーセンに行く日は毎日やりましょう。
クリスマスを過ぎたのにこの記事を読んでいるあなた、数百回この曲をやるチャンスですね。
ラストにウミユリ配置があり、スライドが交差しないタイプです。
ヒントはこれ。
赤いノーツを取りに行く手は、今星を取った方の手ですよ!
これができればラグトレイン[MAS]もしゅわっしゅわ[Re:MAS]もイケるかも?
・Rooftop Run: Act1[Re:MAS]
イーチではないものの、ウミユリと同じ取り方になります。
スライドが動き始める瞬間、結局はそこにタップノーツがあっても何も変わらない*1のでノーツを置いてみると...
ちょうどウミユリ配置になりましたね。
右手と左手が真逆な動きをするので、慣れるのが大変かもしれません。
見た目的にはスカスカなのにめちゃくちゃ動くお気に入りの配置があったりして、その日の体調によってスコアが大きく変わります。
実例:じゃあ自分はどう取ってるの?
いろいろ書いてはいますが、自分は譜面の「スライドの場所」と「赤いノーツ」にがっつり着目、イーチはタイミングと場所合わせの補助的な感じで見ています。
スライドの動き出し=イーチの丸側となるので、イーチの丸側ノーツは飛んでくる場所がすでに決まっています。
また、1つ次のスライドの始点がイーチの星側ノーツなので、星ノーツも次のスライドを見れば取れます。
つまり、スライドを見るだけでイーチが飛んでくる場所は一意に定まるので、スライドと赤ノーツさえ見れば捌けることになります。
雑談:「ウミユリ配置」≒「鬼計算1バック」かも?という話
さて、突然ですが鬼計算を知ってますか?
鬼計算は「
鬼計算(1バック)は「現在の問題の答えを記憶しつつ、1つ前の問題の答えを回答する」というトレーニングです。
ウミユリ配置は「今の予告スライドを把握しつつ、1つ前に出たスライドを処理する」という配置。
はじめのうちは「出たスライドをとにかく処理すること」に意識が行きがちですが、ここで求められるのは「認識しつつ適切なタイミングで処理すること」です。慣れないうちは結構脳に負荷がかかりますが、慣れると気持ちよくなってきます(個人の感想)。
個人的に「ウミユリ配置がいつの間にかできるようになってた」というのは、
・無意識的にタップノーツが見えるようになった
・無意識的に次のタップに手が動くようになった
ことで単純な動きによる脳にかかる負荷が減り、
・スライド認識に割けるリソースが増えた
・maimaiをやるうちにワーキングメモリが鍛えられた
→連続するスライドを見て動かす手と場所を予測できるようになる
ことでウミユリへの基礎的な対応力が向上したんじゃないかな~と勝手に考えてたりします。
検証編
被検体を調達しよう!
時は12月5日。
ふぃーね、人呼んで被検体Fは被検体N*2とともに人体実験に駆り出されていました。
世紀のアドカレライター「Harupyonn」氏による実験。
内容は驚愕の
「人は半日でけん玉がどれくらい上達するのか!?@夕飯付き」
...夕飯付き!!??
「待って、コキ使われるかも」って疑念は置いといて、満足いくメシが出るなら無問題!
「行く行く~!」ってことでHarupyonn氏の家に突撃、とうっ!
ホイホイ。
H「こう、ガンってならないようにやさしく...」
F「あ、なるほど~」
N「ごはんまだー!!??」
んまい。
ごちそうさまでした。
F「アドカレの記事、今年書くかどうかも何も決めてないんよねぇ~、ウミユリ耐久でもやる?」
H「え、やる?」
被検体、確保ぉぉぉ!!!!
資料を準備しよう!
さて、こうして無事捕獲した被検体H氏。
命は決して無駄にはしません。
サクッと †PowerPoint† で資料を作ってゲーセンへGO!
ちなみに内容はここの理論編とほぼ一緒ですので割愛。
実験しよう!
いよいよ実験のとき。
授業で工学倫理をやったからきっと大丈夫でしょう(適当)
まずは被検体のパラメータをば。
捌けるだけの体力と地力があり、ウミユリ配置に慣れていない...
まさに理想個体っ!!
ランクS+、ウミユリの他の部分は叩けるけど例の配置にやられたときに出がちなスコアだった記憶。うん、まさに理想。
「ウミユリ配置を克服する」ってのにまさにピッタリ!
さて、いよいよ実験開始!
まず100円を投入して...
H「1クレでサクッと決めてやるから見てろー!!」
活きのいい被検体、華麗にフラグを立ててやる気は十分な様子。
直後、
H「あれっ、ウミユリって13+だっけ?(すっとぼけ)」
おい。
そして1クレ後......
H「わからーん!!」
うんうん、さて、そろそろ資料の出番でしょう。
ここまで考え抜いた我が理論でウミユリを克服...
あれ?
「Welcome to maimai!」
ちょ、アドバイスは?
「遊ぶ曲をえらんでねっ」(CV.種崎敦美)
あ、アドb
「これでいいのね?」(CV.種崎敦美)
~3分後~
「FULL COMBO!」
「ランクSSS+、クリア―!」
「ニューレコードよ!魔法を使ったかのようなスコアねー!」(CV.種崎敦美)
ふぇ?
おわりに
いかがでしたでしょうか?(嗚咽)
いろいろ理論を語ってきました。
でもね、やっぱ体感なんよ。感覚なんよ。筋肉はすべてを解決するんよ。
はい。
もう終わりっ!よきウミユリライフをっ!!!!!
うっ、うう...
ps. 実験への協力ありがとね(はあと)