「初音ミクと過ごす青春」でも妄想しようか
とんえぼのアドベントカレンダーとして、スマートフォン向けリズム&アドベンチャーゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク』の魅力を紹介する記事です。今回は「初音ミクと過ごす青春」をワイワイ妄想してみました。
書いてる人：宮蛍（外間壮）
『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク』の魅力を紹介する記事です。OK?
じゃあ座談会スタート！
蛍：本日はお集まりいただきありがとうございます。
ホ：このメンバーで集まるのも久しぶりだね。テーマは「初音ミクと過ごす青春」だっけ？
FF：イマイチ分かってないんですよね……蛍先輩、具体例見せてくださいよ。
蛍：任せてください。つまりこういうことです。
ホ：？
FF：？？
蛍：いや、タバコって吸ったら喉ガラガラになるじゃないですか？だから屋上でサボってる不良を「もー、そんなの吸ってたら、ミクみたいに歌えなくなっちゃうよー」って注意しに来てくれるんですよ。
ホ：あー、言われてみたら確かにありそう。
FF：わかりますけど、初手に投げる球じゃないですよ。
ホ：もっと共感性の高いところから攻めていこうか。
FF：これが一番わかりやすい例だと思います。
蛍：20~21年は感染症もありましたからね。「やりたいけど出来ない」にもがく人々を応援するミク、というコンセプトはベタだけど凄く良い。
ホ：そこまで詰めると完全に『Surges』（注1）のMVだな……意識はしてたけどさ。
FF：既存の曲に当てはめるタイプだと、こういうのは好きですね。
ホ：『メルト』だ！
蛍：ここで『メルト』を出すミーハーさを突くべきか、わざわざ2番を引用してくるマイオナさを叩くべきか。
ホ：『メルト』って相手役がミクの可能性もあるんだね。
FF：私は男前なミクちゃんって好きだしアリですね。ぐいぐいリードしてほしい。
蛍：『メルト』はメルトショックと呼ばれる大ブーム（注2）を起こした曲。「初音ミクを歌わない曲」として流行ったものがミクと過ごす青春の素材とされるのは、なんだか皮肉めいていますね。
ホ：素材って言い方が悪すぎる……”初音ミク”に焦点を当てた話題なら、こういうのもあったね。
FF：これは……ミクとはどういう関係があるんですか？
蛍：ミクには「雪ミク」「桜ミク」というバリエーションがあります。正直具体的な差別化は僕も分かってません。ただ今回は雪ミクを意識したシチュなんでしょう。
ホ：俺、雪合戦ってやったことないんだよね……だからアニメとかで見るたびに結構羨ましくて。
FF：アニメって大体雪遊びやりますよね……。
蛍：シリアス系のアンドロイドモノだと、第5話でミクちゃんと雪遊びしている主人公が
研究所の人たちは、彼女を【歌うためだけに作られたアンドロイド】だと言っていた。
けど、それは本当なんだろうか？
だってそうだろう。頬も耳も真っ赤に染めてはしゃぐ彼女は、どうしたってただの少女にしか見えないじゃないか。
っていう独白をしますね。その後雪玉をぶつけられて、悲劇的な結末への予感を打ち切ることになる。
FF：さっきからこの人だけ温度感ズレてませんか？
ホ：主催者だし、テンション上がってるんだよ。好きにさせよう。
蛍：じゃあ出させてください、派閥戦争起きるレベルのシチュエーションを。
FF：何ですか、この心がポカポカしてそうな文章は……派閥論争が起きる余地なんてなさそうですけど。
ホ：いや、俺は分かるよ。
FF：それならさっさと説明してください。こっちは全然話が見えません。
蛍：要は、このお弁当シチュはミクの、引いては物語の方向性にも大きく関わってくるということです。
ホ：記号的な捉え方をするなら、料理が上手いミクは典型的な幼馴染ヒロインに接近していくんだよ。何でもできて、いつも元気いっぱい。クラスのムードメーカーみたいなね。
蛍：そんなミクが教室でお弁当を渡せば「おいおい、愛妻弁当とは羨ましいねぇ」「アイツ、またミクちゃんから……チクショー‼」みたいなコメディ空間が発生します。逆に屋上にこっそり呼び出して恥じらいながら渡せば、恋愛要素が強まってきますよね。
FF：あぁ……今ちょっとわかっちゃった自分が悔しいです。
蛍：料理が下手な場合は、それこそセカイ系ヒロインじみてきますかね。
ホ：教室だと「あのミクさんが……‼」みたいなざわつき描写になるし、屋上だと前日までの事件の顛末を振り返りつつ2人だけの会話に繋がる。
FF：しかしナチュラルに屋上を舞台として設定するあたり、2次元極まってますよね。普通学校の屋上なんて入れるものじゃないんですから。
ホ：オタクは絶対あそこで夢破れる。
蛍：ちなみに僕は、高校時代一度だけ屋上に入ったことがあります。文化祭の準備を頑張ったご褒美として、先生が3分間だけ許可をくれたんです。
FF：何ですかそのエピソード、めちゃくちゃ勝ち組じゃないですか。
蛍：と、思うでしょ？でも実際の屋上ってフェンスも何もなくて、本当にすぐ落っこちちゃいそうなんですよね。僕は高所恐怖症なので、ずっと足プルプルさせながらビビってました。手汗ヤバかったです。
ホ：そんなパッとしないエピソードもそうそうないぞ。
蛍：まあしょうがないですよ、伊達に青春敗者を名乗ってません。次はコレでいいですか？
蛍：無料版マシュマロって上限1000字なんですけど、この人は2枚ぶち抜きで2000字分送ってくれました。
ホ：要約すると本当に「ミクちゃんにブランコを教える」だけなのが更にコメントに困る。
蛍：実はこれ、某ﾍﾎゲで全く同じものを見た（注3）ことあるんですよね……文体も似てましたし。後で僕のTwitterかnoteにでも磔ときます。
FF：対応雑すぎません？ほら、趣旨に戻りましょうよ。こういうのもちゃんとあったんですから。
蛍：脳内再生簡単にできますね。
FF：これは世界観が大事なんです。『きらら』『電撃大王』『百合姫』でだいぶ変わってきます。
ホ：きららだったら3番目のキャラだと思うな。『ごちうさ』の千夜、『まちカド』の杏里のポジション。
FF：メインカプに茶々を入れるボケキャラっぽいですよね。電撃大王でも似た立ち位置かな。コミュ力高い主人公のクラスメイトとか。
ホ：わかるなぁ～。そういう娘って2次創作で積極的になったりするんだよ。
FF：逆に『百合姫』だとこのタイプは……
～～ワイワイガヤガヤ～～
多分初めて飲んだ。美味しい。
蛍：長々と脱線しましたね……そろそろ戻りましょう。折角だしちょっと方向性も変えます。
ホ：濃ゆいタイプのWebラノベだな……っていうか、これはエネだろ？
FF：その発言、カゲプロキッズの悪いところ出てますねー。
蛍：でも僕も同じこと思いました。「してくれちゃう」とかも、どことなく古いコンテンツっぽいですし。
ホ：そもそもこのタイプはエネっぽいのが多かったよね。これもだし。
FF：……これはちょっと擁護できないです。
蛍：でも、エネは攪乱用の誤情報を流しまくるでしょうけど、ミクならちゃんと教えてくれそうですよ。
ホ：その分チーターとして通報されたときに言い逃れできないけどね。
FF：FPSって今風ですよね……今風繋がりだとこれとかどうですか？
蛍：これは確かに現代の技術でも十分実現できそうですね。
ホ：ネギ料理の時はちょっとテンション上がったりするのかな？
FF：にわかの匂いが凄い意見です。
蛍：みんな対応が粗雑になってきましたね……じゃあこの路線の最後を飾るのはこれかな？はい、ドン。
ホ・FF：コイツ最近『恋する寄生虫』読んだんだろうな/読んだんでしょうね……
蛍：僕からもそれ以外はノーコメントです。#マスク越しのキスにでも写真投稿しといてください。
※お気づきかと思いますが、全員の疲労が露骨にピークです。ここから先は一人ずつ爆殺していきます。
蛍：時間も時間です。そろそろ締めていきましょうかはいドン。
ホ：youtubeのコメントあるある？
蛍：同じパターンに「懐かしいな……田舎のお祖母ちゃんがよく子守唄で歌ってくれたっけ」がありますね。
FF：これはどういうことなんでしょう？ただの性格の悪さの発露ですか？
蛍：違います。現実と同じ世界観での妄想、つまり「初音ミクの音楽を聴く/歌う青春」ってことです。
ホ：この先の共感性羞恥やばそう。だってリアルだもん。
蛍：実際僕も心がしんどかったので、採用数は絞りました。こういうのとか。
FF：うわぁ……
蛍：マジのドン引きはやめてあげてくださいよ。
ホ：今まで散々「ない」妄想をしてたのに、急にリアリティラインを上げないでよ。この文章は「ニチャァ……」感が容易に想像できて良くない。コイツは絶対Jpopのラブソングをせせら笑いながら「本当の愛ってのは、そんなに綺麗なモノじゃないのさ……」って思ってるんだから。『仮面ライダー電王』好きなヤツをバカにして、『仮面ライダーキバ』を褒めちぎってるんだから……ぐはっ！！
FF：凄まじい偏見を押し付けた末、見事に爆散しましたね。私は『少女レイ』メチャクチャ好きです。もっと純粋に好きになればいいのに。
蛍：自分の中学時代と重ねて同族嫌悪に陥ったんでしょう。あの時に聞いてたら間違いなく悪いハマり方してましたし……まあ死んだんだから放っておきましょうか。ほら次。
FF：あぁ……さっきよりはまだマシです。
蛍：文体もいくらか丁寧さを感じます。
FF：しかしアレですね、これ送った人は小5ぐらいから「俺/私は周りの人とは違うんだ、孤独の神様に選ばれたんだ」とか思ってそうですね。
蛍：明らかに朱に交わってきてませんか？……ただコレは正直覚えがあります。コロコロコミックとかにもいましたからね、少年の姿をした不老不死の神様って。
FF：そういうところからオタクに目覚める人って絶対いますよね。成長しない身体、流れていく時間、離れていく距離。感傷マゾは大喜びですよ。私もその口ですし……ぐはっ！！
蛍：ハチャメチャ雑に死にましたねー。まあこの辺が潮時ですか。長時間お疲れさまでした、お二人とも……ぐはっ！！
えっ、ちょっ、ナニコレナニコレ⁉
うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！
初音ミクとの青春といえば…
さて、初音ミクとの青春といえば、スマートフォン向けリズム&アドベンチャーゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク』が現在絶賛リリース中です。
個性豊かなユニットたちがそれぞれに綴る、音楽と絆の青春ストーリー。
苦悩や挫折、アングラ感を取り入れているのもボカロっぽくて素晴らしいです。
ユニットを超えた関係性がたくさんあるのもオタク的には嬉しいね。
そしてそれぞれのユニットを支えてくれる色々なミクちゃん（というかヴァーチャルシンガーたち）にも出会えます！こっちは雑な分身じゃない……。
勿論シナリオだけでなく、リズムゲームとしても面白い。
往年の名曲から有名ボカロPの書き下ろし、公募を勝ち抜いた楽曲まで収録しています。
紹介用のプレイリストを作ってみたので、是非聞いてみてください。
興味を持ったら即DLだ‼
Youtubeチャンネル（MVとかキャストコメンタリーとか色々ある）
プロセカ公式Twitterアカウント（今回ヘッダーの画像を使わせていただいております）
※この作品はピアプロ・キャラクター・ライセンスに基づいてクリプトン・フューチャー・メディア株式会社のキャラクター「初音ミク」を描いたものです。https://piapro.jp/license/pcl/summary
※紹介に当たって使用させていただいたプロセカ関連の画像は下記の通りです。
・プロジェクトセカイ公式Twitterのヘッダー画像
・プロジェクトセカイ公式HP「Special」欄にて配布中のSNSアイコン
・データダウンロード中のゲーム内画像
注1：作詞作曲はOrangestarさん。カロリーメイトのCMソングとして起用された楽曲。MVでは20~21年に部活動に打ち込む高校生を描いている。おじさんは泣くので1回休み。Orangestar - Surges (feat. 夏背 & ルワン) / カロリーメイト web movie - YouTube
注2：詳細はこの動画。https://youtu.be/8DLpICVMnpk
注3：『サクラノ詩』で検索してくれ。
注4：作詞作曲はcosMo@暴走Pさん。プロセカにも収録されている。「最高速の別れの歌」に相応しいハイスピードソング。多くの音ゲーマーを絶望とマゾヒズムに陥れた罪深い曲。腕と心が疲れるので1回休み。https://youtu.be/VWVtIg5cdDU
注5：作詞作曲はみきとPさん。プロセカ収録が決定。透明感のあるサウンドに歪な恋愛詞を乗せたサマーナンバー。『仮面ライダーキバ』が好きな人は間違いなくハマる。でも黒歴史が疼くので1回休み。https://youtu.be/JW3N-HvU0MA
注6：（タイトル間違えるな殺すぞ）作詞作曲はkemuさん。プロセカにも収録されている。感傷マゾを的確に打ち抜く世界観が魅力的な名曲。「マヌケは見つかったようだな」ごっこで遊べるが、感傷マゾと感傷マゾは惹かれ合うので結局みんなで笑い合う。なんかムカつくので1回休め。地球最後の告白を / MORE MORE JUMP！ × 巡音ルカ - YouTube
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オマケ
弊サークル「とんえぼ」では、現在IR（スコアアタック的なヤツ）を開催中です。今回は『プロセカ』も対象に含まれています。課題曲は以下の2曲。
2曲ともチュートリアル終了後すぐに受け取れるので、始めたてでも安心。
IRは今週末（12/19）まで。みんなも遊んでみてください。
とんえぼTwitter（DM送れば多分当日にでも入れる、フッ軽フッ軽）
とんえぼの主な活動がわかる記事（公式HPより分かりやすい）tonevoadventcalendar.hatenablog.com
宮蛍（外間壮）のTwitterアカウント（マシュマロ開けとくので苦情はこちらまで）
https://twitter.com/PB3CPJhHic8CxEO
お借りした素材（GIF）
「【フリー素材】キラキラエフェクト #1575171068」https://gifmagazine.net/post_images/4011467
「キラキラ背景動画【フリー素材】 #1585491456」https://gifmagazine.net/post_images/4162653
