TonevoAdventCalendar

とんえぼアドカレ企画の記事を投稿するブログです!

古の音ゲー「ポピラ2」をやってみた

こんにちは。白石と申します。

 

みなさんは2002年に発売された「ポピラ2」というゲームはご存じでしょうか。このゲームは昔よくあった本体を直接テレビにつないで遊ぶタイプの子供向けゲームで、降ってくるボールをタイミングよくボタンを押すことによって跳ね返すいわゆる音ゲーと呼ばれるジャンルのゲームです*1



私は1年ほど前にYouTubeでたまたまおすすめに出てきたものを見て知ったのですが、高難易度譜面の配置が難しいことや、仕様による理不尽さにより、子ども向けゲームにしては難易度が高いとのことでした。今回アドカレ企画としてポピラ2をプレイしてみて、感想や攻略記を書いてみようと思います。

 

また、ポピラシリーズにはゲーム本体として「ポピラ」「ポピラ2」があり、本体に差し込むと追加で曲が遊べるようになる「専用カートリッジ」が存在するのですが、今回は自分の好きな曲が入っているという理由で「ポピラ2」に内蔵している曲をプレイしました。専用カートリッジにも難しい曲が多数入っているようなので、今後機会があれば購入して遊んでみたいです。

 

 

ゲームシステム

音ゲー部分

4レーンで上から降ってくるボールを、対応するボタンを押して跳ね返します。タイミングが合っている度合いに合わせて跳ね返る勢いが変わります。このとき、画面外まで跳ね返らなかったボールは下に戻ってきます。曲のリズムに関係なく元の譜面に重なる形で戻ってくるため、戻ってきたボールを跳ね返すには目押しすることが必要になります。

よくポピラで理不尽と言われる部分のシステムなのですが、1度ボタンを押してバドル(ボールを跳ね返す受け皿みたいなもの)が上がると、元の位置に戻るまでにタイムラグがあります。これはすなわち、ある一定の間隔より短い縦連は反応しないということです(しかも反応しない間隔の縦連は譜面内に存在する)。そのため、そのような間隔の縦連では逆餡蜜で捌くことが必須となります。

 

また、ボールが降ってきていないところでボタンを空押してしまったときは、跳ね返したときよりバドルが戻るまでに時間がかかるので、同時押しで1つ多く押してしまったときなどは次の配置までにバドルが戻らずにミスを連発してしまうといったことが起こります。

 

ライフはどの譜面も8つあり、ボールを1つ取り逃すごとに1つずつ減っていき、0になると曲の途中で終了となります。画面右側には曲の進行度が%表記で表示されており、途中終了してしまった場合はその割合がベストスコアとして保存されます。曲を完走できるとクリア、ライフをすべて残したまま完走するとパーフェクトという表記になります。いわゆるスコアのようなシステムはありません。



曲解禁

デフォルト曲は10曲で、それぞれにイージー、ノーマル、ハードの譜面が用意されています。ハードは初めは選べず、ノーマルの10譜面をすべてクリアすると選べるようになります。ハードの10譜面をすべてクリアするとハード4として別の4曲が選べるようになり、さらにその4曲をすべてクリアするとスーパーハードとして1曲が選べるようになります(追加される4+1曲はそれぞれ1譜面のみ用意されている)。

 

攻略記

全曲の最高難易度の譜面、すなわちハード以上の譜面の全パーフェクトを目標にプレーしました。また、私は普段SOUND VOLTEXをプレーしているため、4レーン配置は初めからある程度慣れているうえでのプレーで、またポピラ2の譜面についてもいくつかはYouTubeで事前に見たことがあるという上での攻略記となります(特にスーパーハードのぎんがのハッピーエンドは何回も見ていた)。

 

購入~プレイ開始

ヤフオクで買いました。値段さえ気にしなければヤフオクやメルカリで頻繁に出品されているので買うことができます。

1点注意が必要なのが、ポピラ本体とテレビ(モニター)を接続するケーブルがRCA端子ということです。最近のモニターでは対応していないものがほとんどなので、その場合は変換ケーブルなどを用意する必要があります。私は幸いテレビが対応していたので何とかなりました。

RCA端子



説明書付のものを購入したので読んでいたところ、運指についての説明が載っていました。

 

固定運指が推奨のようです。

 

ノーマル、ハード

まずは曲を解禁するためにノーマルの10譜面をプレーしました。譜面の配置としては難しいものはないですが、昔のゲームであるゆえの遅延や、ボタンの押し込み具合の感覚を掴むまでに時間がかかったりし、意外とパーフェクトを取るのは難しかったです。

ハードの譜面はやりごたえがありました。8分中心のリズムだと思ったら急に12分になったり、表拍から急に裏拍になったりと、集中しないとパーフェクトは取れなかったです。

システムにも関係するのですが、昔の子供向けゲームなので当然ボールの速度を変えるようなオプションはないため、詰まった配置や細かいリズムの変化にはやや見づらさを感じました。そのため、上のような若干リズムが変わっただけでも引っかかったりしました。

 

ハード4

ハード4はクリアに回数がかかるくらいちゃんと難しかったです。密度があるため認識が崩れやすく、一度崩れるとシステム上大量にライフが減るため、実質2,3ミスでライフがなくなってしまいます。

ここで、自作のポピラ2ハード以上全15譜面のパーフェクト難易度表を紹介します。

ポピラ2 難易度表



Tier1はスーパーハード、Tier2,3はハード4、Tier4~6はハードです。難易度の逆転があればそれも踏まえたものにするつもりでしたがなかったです。

ハード4の中でも難易度は2段階に分かれていたと感じていて、Tier3は数回でパーフェクトが出ましたが、Tier2はそれぞれ30分程度かかりました。Tier2の曲を軽く紹介します。

 

ゆうきをだして

BPM変化があります。低速部分は同時押しの密度が濃く、目線を下げてガチ押ししました。高速部分は3連階段が連続でありリズムが崩れやすかったです。

 

チャイニーズパフェ

BPMが早いです。数回ある16分の5連は音ゲーやっている感を感じられて楽しいです。譜面通りに押したら反応しない縦連が1か所あるので、そこは身構えておかないといけないです。

 

スーパーハード

スーパーハードはぎんがのハッピーエンドという1曲です。ぶっちぎりで難しく、このゲームを触っている時間の4分の3くらいはこの曲をやっていました。

まず、配置が単純に難しいです。BPMこそそこまで早くないものの、ボルテで言うとLv17程度の鍵盤配置が降ってきます*2。また、ただのロングトーンの間に16分の鍵盤が降ってくる部分があり、判定線にあたる部分が分かりづらいこともあってリズムキープ力がないと崩れてしまいます。曲の長さは3分程度とほかの曲より長く、ライフが固定のこのゲームでは長さもクリア難易度につながってくる上、パーフェクト狙いでも集中力が求められます。

 

また、ラス殺しとして16分の縦連があり、どのように逆餡蜜するかを事前に決めておかないと反応してくれません。最後まで行くのも安定しなかったため逆餡蜜の練習もしづらく、この配置で2回パーフェクトを逃しました。

 

癖も付いてきたため、一部の配置では左側のボタンを右手で出張して取るなどの工夫を凝らしながらプレーし、なんとかパーフェクトを取ることができました。その日は2時間近くこの曲を連奏していたので、達成感はすごかったです。

始めに書きましたが私はこの曲の譜面を事前に知ったうえでの挑戦でしたが、もし知らない状態で始めていたらもっともっとかかっていたと思います。

最高の瞬間



感想

自分にとってちょうどいい難易度の音ゲーとしてとても楽しく遊べました。曲も少し昔の電子音という感じで好みでした。2人プレーもできるので友達が家に遊びに来た時にやりたいです。

また、よく聞く縦連などの理不尽譜面は、おそらくポピラ2の内蔵曲はそこまで多くなかったのではないかと思います。初見殺しの仕様の一つとして、慣れれば身構えてどうにかなる範疇でした*3

 

ハード4以上ではクリア(=完走)に手こずった譜面もあったのですが、クリアできないと途中終了してしまうという仕様上、その曲はその先の曲や譜面の展開が分からないまま詰めることになるため、難易度は違いますがDDRの鳳に挑戦するかのような気分を味わうことができました。これからポピラをプレーしてみたいという方は、あえて曲や譜面を知らない状態でやってみるのも面白いかもしれません。

 

ワザップ

ポピラ2を攻略しやすくするワザップを紹介します。やるかどうかは自己判断でお願いします。

 

疑似サドプラ



テレビの上に布などを被せて譜面が見える範囲を狭めることができます。ハイスピ設定がないこのゲームでは革命的なワザップです。

なお、ポピラをプレー中の背景はこのように粒が等間隔に並んでいるため、布を被せるときの目印に大変役立ちます。

 

立ち環境



普段AC音ゲーをプレーしている人に特におすすめのワザップです。慣れている姿勢でプレーすることで押しやすくなります。目線の高さを固定できるのもいいです。

 

コントローラーに布



BMSでたまにやっている人がいるやつです。ポピラ2のコントローラーのボタンは押し心地がやや固めなのですが、これをすることでボタンが軽く感じられます。静音という観点でも効果ありです。

 

次回予告

昔の音ゲーについて調べていると面白そうなテレビゲームを見つけました。

https://www.itmedia.co.jp/news/0307/31/nj00_evio_review.html



次回はバイオリンを模した古の音ゲーevio」をプレーしていきたいと思います。お楽しみに。

 

おまけ

ぎんがのハッピーエンド パーフェクト動画(プライドはないのでワザップ使ってます)

youtu.be

*1:パッケージには反射陶酔ゲームと記載されているのですが、説明書内には"音楽ゲーム"との記載もされています

*2:忘れてはいけませんがポピラ2は子供向けゲームです

*3:身構えてもどうにかならない譜面もカートリッジには存在するっぽい